さやけき月の光
桜の花も、雨で日に日にあでやかさを失い、とうとう散り始めてしまいました。
これは自然の摂理、残念ですが仕方のないことです。
それでもまだ、桜の開花に心躍らせた記憶は色褪せては居ません。
4月2日は午後から天気が崩れるように予報されていましたが、実際は夜も晴れて月も出ていました。
暫く月の光の中で夜桜を楽しみました。
「さやけき月の光」という言葉が思い浮かびましたが、清く澄んでいる月の光という事でしょうか。
月の光に透かし出される桜の花を観ていると、大変すがすがしい気持ちになります。
月を背にすると、サクラの花に月の光が直接当たります。
奥の人工照明と比べるとずっと光は弱いですが、桜を楽しむには十分です。
星も少し見ることが出来ました。
時折強い風が吹いて枝を大きく揺らします。
寒くもなく気持ちの良い風でした。
月の光と提灯の明かりの競演です。
画面の左上には丸い白い玉が沢山写りました。
桜の花の精霊かも知れませんね。