厳島神社へ
7月13日、安芸一宮として知られている広島県廿日市市の厳島神社(いつくしまじんじゃ)にお参りして来ました。
目的は、旧暦6月17日に行われる管絃祭(かんげんさい)を拝見することです。
天神祭(大阪府)、ホーランエンヤ(島根県)とともに日本三大船神事といわれています。
大鳥居の前には厳島神社の姫神様がお乗りになる御座船が待機しています。
平清盛が、都で行われていた管絃遊び(池や川に船を浮かべ管絃を合奏する優雅な遊び)を、厳島神社のご祭神を慰める神事として執り行うようになったと言われています。
祓殿(はらいでん)に据えられている御鳳輦(ごほうれん)。
屋形の上に金銅の鳳凰(ほうおう)を飾りつけた輿(こし)のことです。祓殿の右手には能舞台があります。
これは西回廊から見たところです。
本社社殿は、奥の本殿と手前の拝殿の間を幣殿でつないで全体を1棟とする形式で、拝殿の手前には祓殿、祓殿のさらに手前(海側)には「高舞台」と呼ばれる高欄付の舞台があり、舞楽の奉納などに使用されています。
その周囲の屋根がない板敷の部分を「平舞台」といい、平舞台のもっとも海側は桟橋状に細く突き出ており、この部分を「火焼先」(ひたさき)と云います。東廻廊の途中、湾の東側には、摂社客神社(まろうどじんじゃ)が西を正面として建ち、その後ろの丘の上に五重塔がそびえています。